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静岡才能人を更新しました。(11/11)

森ほたるは、衰退している森町商店街の活性化が目的で始まりました。

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トップページ > 静岡才能人 >森ほたるの会・会長“亀澤進さん

‐最初に「森ほたる」とはどんなものか、お聞かせください。

写真:亀澤進さん森ほたるは、竹籠をちょうど逆さまにした状態の行灯(あんどん)を街中に飾ってスローな夜を楽しむイベントです。ここ20年で衰退している森町商店街の活性化が目的で2007年からはじまりました。森ほたるは豊田市足助町の「たんころりん」がルーツです。たんころりんとは、竹と和紙で作った行灯のようなもので、原型は江戸時代の照明器具なのですが、足助町では「たんころりん」以外にも、古い町並みに並ぶ民家や商家に古くから伝わるおひなさんや土びなを玄関先や店内に飾る「中馬のおひなさん」がまちおこしで知られています。森町では自町の景観や継続性など、総合的に判断して「たんころりん」をお手本にしました。

‐幻想的な灯りが森町の町並みに良く似合っていますね。

ありがとうございます。他の市町村でもイルミネーションなど街の環境演出イベントが多くありますが、行灯をモデルにした灯りの演出は、この地域ではまだ少ないと思います。
多くのメディアにも取り上げていただいて、静岡県建築士会賞景観づくり活動部門において、第1回静岡県景観賞“優秀賞”を受賞することができました。

‐森ほたるの活動内容について少しお話をお聞かせください。

写真:森ほたるの会施工の家まず、運営組織として「まちを元気にしたい」という思いを一つに、10人の有志が「森のがぁんこや」をスタートさせました。会員を主軸に地域住民の方も参加いただいて、ここ最近は約3ヶ月前から本格的な準備を始めています。準備段階も大切ですが、特に終了後の反省会を大切にしています。必ずと言っていいほど多くの反省点がありますので、それを次回の開催に活かすようにしています。

‐森ほたるは会員さんで製作されているのですか。

写真:色鉛筆初年度は約900個の森ほたるでスタートしました。900個は、とても会員だけではまかないきれる数ではありませんので、さすがに業者さんに製作の委託をお願いしました。
次年度以降はその経験を活かし、会員は森ほたる製作の体験教室を開講して、森ほたるの普及啓発の活動をしています。


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