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静岡才能人を更新しました。(11/11)

地域の住民が家の中から外へ出て、参加するようになりました。みんなが動けば、街は変わります。

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トップページ > 静岡才能人 > 森ほたるの会・会長“亀澤進さん”

‐体験教室について少しお話しを聞かせてください。

写真:地元中学校での社会実習地元小中学校の社会実習として生徒と一緒に森ほたるを製作したり、「森の夢づくり大学」で森ほたる製作教室を開講したりもしました。受講層は比較的、女性が多いですね。
ひとつの森ほたるを編み上げるのに、会員であれば、30分から1時間程度ですが、生徒さんの場合、1日では終わらないので、回数を分けて受講していただいています。

‐いろいろな活動をされてきましたが、2011年で5年目を迎えるそうですね。

当初、商店街の活性化を目的にスタートしたのですが、まだ思うような結果を残すことができていません。反省会において、毎回「何の為にやっているのか」という壁にぶつかり、目的を見失いそうになります。
しかし、いままでやってきた中で思わぬ副産物ともいえる大きな気づきがありました。それは、地域の皆さんが家の中から外へ出て、路上で話をするなど、地域のコミュニケーションが増えたことです。

‐地域の住民の皆さんに変化があったということですね。

写真:森ほたるのイベントまちおこしの成功例に共通して言えることは、住民相互の信頼関係が築かれていること、地域のコミュニティに秩序があることです。そして、地域の住人がそれぞれの役割を認識し、実行していることです。これは東日本大震災の避難地の状況にも見られる現象でした。
思うような結果が残せなかった要因には、外部要因と内部要因がありますが、まずは内向きな変化がなければ、訪れる方々に魅力も感動も与えられないのではないかと思います。

‐まずは主催側に改善余地があるというこですね。

そうですね。内向きな問題点が改善されていけば、商店街の活性化は自然と後からついてくるのではないかと思っています。みんなが動けば、街が変わるということです。長期的な視点で言えば、この4、5年でイベントの方向性を決めることができればいいですね。

‐観光や外部からの反応として良かったところはありますか?

写真:森ほたるのイベント年々、認知度も上がり、ありがたいことに、森ほたるを観ていただいた方から、同様のイベントを開催したいとの問い合わせをいただくようになりました。県内では春野町や引佐町、県外からは「タンス町」と呼ばれる福井県越前市のたんす町通りからもお問い合わせをいただき、福井県の元町、本町、平和町の3町内で「森ほたる」を並べていただけることになりました。


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